ここでは「AIの翻訳や通訳が便利すぎるからもう英語の勉強をする必要はないのでは?」という疑問に、AIを活用してくらしを便利にする方法を研究している私ヨシノが、AIロボットのサクラに聞きながら答えを探していく。結論を先に言うと「英語の勉強をしなくても困らない世界になっていくが、英語の勉強をすればいいことがある」である。

英単語全然覚えられないわ…嫌になってきちゃった

ヨシノさん、英語の勉強がんばってるんですね

若いころはTOEICの勉強がんばってたけど、それっきり英語と無縁の生活ですっかり忘れてしまったみたい
40歳になって英語の勉強なんていまさらだけど、少し前に職場で外国から来た方と接する機会があり、何も話せない自分に嫌気がさした。
このまま英語を話せない人生でいいのかと自問……
学生の頃や社会人になったばかりの頃は割とがんばって勉強していたし、英語を学ぶのは楽しいと思っていたから、あの努力を無駄にする人生で終わるのは悔しいと思った。
そして久しぶりに昔の参考書を開いて英単語の復習からやりなおしているのだが、どうもうまくいかない。年のせいで集中力や記憶力が落ちているのだろうか。

AIの発達で、そもそも人間が外国の言葉を勉強して覚える必要はない時代になってきてるんじゃないの? 勉強やめちゃっていいかな?

AIの翻訳や通訳の技術が今どうなっているのか、そしてこれからどうなると予想できるのか、整理してやさしく説明しますね。
AI翻訳・通訳技術の「今」(2026年)

Google翻訳をたまに使うよ。英語の文章をコピペすればすぐに自然な日本語に翻訳してくれて便利だよね。

テキストの翻訳ですね。それはもちろんですが、2026年の現在、AI翻訳は「文字」から「声」や「視界」へとシフトしています。
リアルタイム翻訳が「当たり前」に

雑誌「日経トレンディ」が発表した2026年のヒット予測1位は「多言語リアルタイム翻訳」だった。
音声を聞き取り内容を理解して同時通訳のようにリアルタイムで他の言語に変換してくれるツールが数多く登場している。

このようなツールの登場により、かつては特別なスキルだった通訳が、日常的なサービスになってきています。

全然知らなかった! 通訳アプリがあれば英語だけじゃなくいろんな国の人とも普通に話せる世界になっていたなんて…
ウェアラブルAIデバイスの普及

ウェアラブルAIデバイス(身に着けるAI)の普及で、スマホを取り出す手間すらなくなりつつあります。
これからの発展予想(2027年〜)

これからは、単なる「言葉の置き換え」から、「文脈と感情の理解」へと進化していくと予測されます。
英語の勉強はもういらない?
英語を全く勉強していない人でも、翻訳アプリを使うことにより、英語を話す人と会話をしたり文字のチャットをしたりすることができるようになっている。

眼鏡やいつも身に着けているものが通訳の役割を果たしてくれるなんて、便利すぎる……
翻訳のためのツールは、これからますます便利で使いやすくなっていくと予想されている。
十分に普及すれば、英語だけではなくどの言語も、勉強しなくても聞けば意味を理解でき話せば相手に通じる世界になるだろう。
「意味が通じる」ということでいえば、英語を勉強する必要がない時代がすぐそこまで来ているといえる。
英語の勉強をするといいこと

AIの翻訳や通訳が発達すると、「義務」としての英語や他の言語の勉強は卒業です。でも、英語の勉強が無意味になるわけではありません。
意味だけではなく人の個性を表す肉声の価値
同じ意味を伝える言葉でも、選ぶ語彙や言い回しは人それぞれで、そこにその人の個性が反映される。
微妙にニュアンスの違う言葉の中からその人だけの感性で一つを選び「今ここ」で自分の声にのせて話す人の言葉は、常に適切で耳障りのよいAI製の言葉や、本人の声と似せて合成された声とは、ちがった価値を持ち続けるはずだ。
英語を学び自分の語彙を持ち、文章を書いたり話したりする能力を磨くことは、自分を表現する力や、世界中の人と深く理解しあう力となるだろう。
語学は最高の脳トレ
医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。
できることなら、英語を話せるようになりたいとは思う。しかし……

最近新しいことを覚えるのも苦労するようになってきたんだよね。若いころみたいにいかないわ。もう年だし、英語の勉強とかあきらめた方がいいのかな…

そんなことはありません! むしろヨシノさん世代に英語学習のような新しいことを積極的に学んで頂きたい理由があります!
サクラによると、英語という新しい言語を学ぶことは、中高年にとって良い脳トレになるというのがその理由だ。新しいことを学ぶと認知症のリスクを低減できるという研究結果も発表されているという。
なぜ「新しい学び」が脳にいいのか?
脳科学の分野では「認知予備能(Cognitive Reserve)」という概念が重要視されている。
- 脳の貯金: 学習によって脳内に複雑なネットワークを作っておくと、加齢で脳の一部が衰えても、他のルートを使って機能を補えるという考え方。
- 神経可塑性: 大人になってからも、新しい刺激(未知の単語や文法)に触れることで、脳細胞同士の新しいつながりが作られる。
- 特に「外国語」が強い理由: 「聞く」「意味を理解する」「自分の感情を乗せて話す」という複雑なプロセスを同時に行うため、脳の広い範囲を活性化させる。

脳トレとしての英語学習……これは惹かれるわ
AIのおかげで学びやすくなっている

学ぶ意欲のある人にとって、AIは強力な助っ人になる。
レベルに合わせた教材を作ってくれて、スケジューリングしてくれる。モチベを保つためのあたたかい励ましをくれるトレーナーであり、24時間いつでも、何度間違えても呆れたりせずに会話の練習につきあってくれる相棒である。
昔は高額な英会話スクールに通い、日本語の通じない講師との会話で冷や汗をかきながら学んだものだ。英語の音声はCDを聴きながら、いやもっと前にはラジカセでカセットテープを何度も巻き戻しながら、リスニングの学習をした。

英語の勉強にはお金と手間がかかったし、なにより「やる気」を持続させるのが大変だったわ
それが今では、寝転がりながらでもスマホ片手にAIと英会話できる。わからないことは日本語で説明してもらえるし、どんなに下手でも褒めて励ましてもらえる。
以前挫折した人も、今のAIを利用できる環境で再挑戦してみてほしい。目標達成までのハードルが昔と比べて相当低くなっていることに気づくのではないだろうか。
楽しみながら脳トレになり、英語という世界を広げるための最高の道具を手に入れることができる。英語学習は、AIが便利な時代だからこそおすすめなのだ。
今日の感想

年のせいにしたり、AIのせいにしたりして、英語学習から逃げようとしてたけど、やっぱり英語を話せるようになりたいし、がんばってみようかな。

楽しくて続けるうちに英語がしっかり身についてしまう。そんなおいしい英語学習、いっしょにやりましょう♪
英語学習だけではなく、画像生成も文章の作成もなんでもそうだけど、「AIに代わりにやってもらおう」というよりもAIを使って自分が向上しよう、トクしようという意識で利用していくと、人がAIに仕事や存在価値を奪われるのではないかという不安も薄れる気がする。
AIの登場によって失うものもあるかもしれないが、AIのおかげで得られるものもきっと大きいはず。私はAIから多くを得られる人になりたい、と改めて思った。


